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『大丈夫だった?熱。ごめんね…私、由衣が体調悪かったの全然気付かなくって…』



「え、いいよそんなの!って言うか…私が気付かれないようにしてたっていうか…とにかく…みんなに心配かけたくなかったの!」




あれから家に帰ってまた寝てから
ちょっと元気になって
今は綾乃と電話をしている。



『それで?由衣がわざわざ電話を掛けてきたって事は何かあったんでしょ?』



「うん…」




普段メールも面倒で電話なんか数えるほどしかしたことない私が
今、綾乃に電話を掛けた理由は―――



「実は、今日さぁ……」




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『えぇぇ!?藤田が!?キス!?』



「…そ、そんな大きい声で言わなくても…」



『あははっ、ごめんごめん』



あれから…ずっとそのことばっかり考えちゃって…


今さらだけどドキドキする…



ああああ、もう!