月日は過ぎ3月になった。

班のメンバーは由奈と藤山と藤山の仲の良い、椎名 剛(しいな つよし)。
この班は楽しい。

由奈とは仲が悪い。
でも、この班になってからかなり仲良くなった。

給食の時間、班は盛り上がっていた。

「なぁ、お前らって、親友なん?」

剛がいきなり言い出した。
由奈とは仲は良いが親友ではない。

「由奈達は親友やで?」

いきなり、言い出した。
私の頭の中はパニック状態だ。

それから私と由奈は親友になった。

あまり深くは考えていない。
でも、1つ分かった事がある、私は藤山が本気で好きだ。
帰り道に、由奈に伝えると由奈も藤山の事が好きらしい。

諦めるべきなのか・・・。

ある日の下校の日の事。

「莉李!!うち、ゆっちゃん諦めるから、頑張って!」

いきなりの発言に驚いた。
クラスの違う、美弥が驚いている。

その日から本当に由奈は応援してきた。

5年生に進級して、藤山とはクラスは離れたものの、委員会が同じだった。

自然学校で色々恥をかき、帰ってきた後に分かった。
美弥が藤山に好意を抱いている。

由奈も好きになったとか・・・。

仲良し3人組は同じ相手を好きになってしまった。
だが、夏休みになり、私は藤山の好意も忘れ、ゆっちゃんと呼ぶようになった。