私は口を金魚のようにパクパクさせていた。 佐々木くん……、大胆すぎるよ…‼︎ 心拍数も上がっているし…‼︎ 恥ずかしくなった私は俯せて顔を隠した。 一昨日人前苦手とか言っていたけど、絶対ウソだ…‼︎ だって、苦手ならこんなことしないもん‼︎ 「前田、しんどいのか?」 「いろんな意味でしんどいです…。」 「そっか。」 それだけ言って、何か話し始めた担任。