そう言うと、彩は微笑んで
「信じているなら大丈夫。お互いを信じあっているなら、どんなことでも乗り越えられるよ。たとえ、アメリカに行くことになってもね。」
私の頭を撫でると、部屋を出て行った。
そっか……
お互いを信じているからこそ、いろんなことを乗り越えられるんだ……
なんでこんなことも気づかなかったのだろう……
私は携帯を出して、電話帳からお母さんの名前を探しかけた。
「あ、お母さん?私、アメリカに行くよ。うん。分かった。じゃあ、また後で。」
電話を切り、ふぅと深呼吸をした。
彩、ありがとう……
私、行ってくるよ。アメリカに……


