「はぁ?素直にありがとうって言ったらダメなの?私が素直になった=頭打ったって言うのやめてよ。」



「桃香が素直になるって、地球に隕石が落ちてくるほど、珍しいやん。」



「私いつも素直ですけど?」



「地球あと数時間で滅びるのか……。もうちょっと生きたかったわ……」



「海斗本当にムカつく。」




喧嘩になると思っているのか、みんなオロオロしている。



私はキレながら、屋台から出た。




「桃香‼︎どこ行くの⁉︎」




私に気づいた彩がビックリしながら、声をかけていた。




「あんな奴のそばでやってられない。私教室に戻るから。」



「ちょっと⁉︎桃香‼︎」




人混みをかき分けて、校舎の中に入った。



みんな、ごめんね……