…仕事を始めて、約半年。

半人前の仕事くらいは、容易にこなせるようになった。

そんな中、忙しい飛鳥さんは必死に仕事に時間を空けては、

両家の結納や、結婚式、披露宴の準備も、一緒にしてくれていた。


「・・・そろそろ、社内にも、公表したい」

そう言って私を抱きしめた飛鳥さん。


「…そうですね、私も、そろそろいいかなって思ってました」

飛鳥さんに同調して、そう言った。


…公表を明後日に控えたその日。

私は掲示板を見て愕然とした。

…前に、須藤課長が私にキスをしたあの写真が張り出されていた。


人垣の間から、須藤課長が現れた。

「…誰だ、こんな悪戯をした奴は?」

平然と答える。


「それは本当の事なんですよね、写真にあるくらいなんだから」

人垣の中から聞こえてきた。


「まさか、こんなのパソコンで、いくらでも合成可能でしょう?

私もこれくらいなら、簡単にできますが?

この写真を貼りだした奴の事を信じるか、それとも、

私の言葉を信じるかは、貴方方の好きにしてくれたらいい。

でも、西条さんを傷つける事だけは、止めてください。

彼女には、何の落ち度もないんですから」