バタンッ!!
勢いよく、実家の応接間を開ける。
・・・そして、ソファーに悠然と座っている兄、
星野 龍之介に向かって文句を言う。
「お兄ちゃん、急に、お見合いってなんなんですか?!」
私の怒声にも、龍之介は穏やかな微笑みを浮かべ、
私に答えを言う。
「薫子、お前は、星野建設の長女なんだ。
会社の為に、お見合いしてほしいと言っているんだよ」
「会社の為って・・・
星野建設は、お兄ちゃんが社長をしてるし、
会長には、お父様が就任してる。
何の問題もないんじゃないんですか?
だから私は安心して、西条株式会社に就職したんですよ。
それなのに、まだ入社して、ほんの1か月程しか経っていない。
そんな私に、お見合いなんて」
・・・そうなんです。
龍之介からの連絡は、夕方にあるお見合いに、
出席するようにと、理不尽な理由で、今ここにいる。
そのお見合いを断ろうと、仕方なく、ここに来たのだけど。
しかも、そのお見合いの理由が、
『会社の為』・・・なんて。
信じられない。
勢いよく、実家の応接間を開ける。
・・・そして、ソファーに悠然と座っている兄、
星野 龍之介に向かって文句を言う。
「お兄ちゃん、急に、お見合いってなんなんですか?!」
私の怒声にも、龍之介は穏やかな微笑みを浮かべ、
私に答えを言う。
「薫子、お前は、星野建設の長女なんだ。
会社の為に、お見合いしてほしいと言っているんだよ」
「会社の為って・・・
星野建設は、お兄ちゃんが社長をしてるし、
会長には、お父様が就任してる。
何の問題もないんじゃないんですか?
だから私は安心して、西条株式会社に就職したんですよ。
それなのに、まだ入社して、ほんの1か月程しか経っていない。
そんな私に、お見合いなんて」
・・・そうなんです。
龍之介からの連絡は、夕方にあるお見合いに、
出席するようにと、理不尽な理由で、今ここにいる。
そのお見合いを断ろうと、仕方なく、ここに来たのだけど。
しかも、そのお見合いの理由が、
『会社の為』・・・なんて。
信じられない。