それから1週間、楡井先輩とは順調にメールをしているし大輔も最近、サボらずに学校に来ている。

でも問題が1つある。
それは…。

「楡井先輩とはどーなの?昨日はメールした?」
胡桃が楡井先輩とどうだったか逐一聞いてくること…。
私が楡井先輩といい関係になってると勘違いしているんだろう。

「だからなんともないよ?」


「えー。付き合わないの?」


「付き合うとかじゃなくてただの知り合いみたいなもの!」


「知り合いだけだったらあんなに廊下で会ってイチャイチャする?」

イチャイチャ!?

「してないよ。挨拶してるだけ」


「なんだ、つまんないの〜」


「ふぅ…」

これでおさまったかな?

「さぁさぁ、今度は私の相談にのってもらおうかな?」

胡桃から相談とは珍しい。恋愛のことかな?

「好きな人出来たんさ〜」


「誰?」


「3年生の内山風雅先輩なんだけど…」


「分かんないなぁ」


「楡井先輩とかと一緒にいてさ、鼻にピアスあいてる人」


「鼻ピあいてるの?」


「うん。あいてる」


「今度教えて」


「了解!」