角砂糖買ってくるから待っててね


そう言って出かけたあなた


すぐに帰ってきてね…一緒に行きたかったなぁ
なんて思いながら私は
空っぽの角砂糖入れを見つめていた






……ただいま!待たせちゃってごめん!

おかえり……???!!!




「これ君大好きでしょ?……」

あなたが抱えていたのは
たくさんの
かすみ草の
花束


「結婚しよう」

私の腕の中は真っ白で甘くて
うんって頷いた


角砂糖は二人で買いに行こう