診察を終え学校に登校する。



病院に行った事を野球部員から聞いていた響子が心配そうに聞いてきた。


「義君、大丈夫だった?」



義之は、心配させたくなかった…


だが、遅かれ早かれ分かる事…
彼女に嘘をつきたくない…


義之は、ありのまま説明した。



病気の事を聞いた響子は、上手く言葉が出てこなかった。



その日から、ドクターストップで運動が出来ない義之に気を使った響子は、部活の話や、外で遊んだ話をする事が無くなり二人の会話が減った。



義之は、野球部を休部し、体育の授業も見学する事になり、パワーを発散する事が出来ない生活が始まった。



その行き場の無いパワーは、次第にイライラに変わってきた。



怒ったりするのも、血流を早め脳内出血のリスクを負う義之は、冷静になるよう自分に言い聞かせる。