それから、香里奈の服を買ったり色んな店を回ったりした。
その間に別れた事も言った。
香里奈は'そっか'と答えただけで後は何も聞いてこなかった。
「もうそろそろ帰ろっか。」
と香里奈が時計を見ながら言った。
「そうだね」
と言って時計をみると、5時だった。
「愛美ごめん。今日おばあちゃんの家に行くから、帰り反対側なんだ」
と申し訳なさそうに香里奈が言った。
「大丈夫だよ!気をつけてね」
と私は明るく言った。
「愛美こそ気をつけてね!バイバイ」
と香里奈はさっきとは正反対の笑顔でそういった。
「バイバイ」
と私も笑顔で言って、香里奈と別れた。