結局涼くんとは話せず、放課後になった。
帰ろうと下駄箱で靴を履いていたら、校門近くに涼くんが帰ろうとしている姿があった。
話かけるチャンスだと思い、下駄箱を走って出ると、涼くんの後ろには女の子がいた。
「そうだったんだ。」
そう呟くと同時に腰が抜けたように地面に座り込んだ。
「初恋も終わりか。」
そう思うと涙が溢れて来た。
通る人みんな見ていたけどそんなこと気にならないほど泣きたかった。
涙が止まらなくなっていると、誰かの手が差し出された。
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