あれから、3週間がたった日の朝。
あの日から涼くんとは一言も喋れなくなった。
今日もいつも通り拓海と登校している。
「最近元気ないね〜?」
拓海が心配そうに私の顔を覗き込んできた。
「だって涼くんと話せないの辛いよ」
私は言った後慌てて手で口を塞いだ。
「やっぱりな。そうだと思った」
少し切なそうな顔で拓海はそう言った。
「もうこのまま終わっちゃうのかな」
私は泣きそうになりながら呟いた。
「大丈夫だろ。告白がんばってみたらいいじゃん。」
拓海は笑顔でそう言った。
「そうだね。ありがと」
私は笑顔でそう答えた。
そうしているといつの間にか学校についていた。
