私はあれから無言で涼くんにの後をついて行った。
家に着くと鞄を返してもらった。
「なんか元気ないじゃん。」
そう言うと涼くんは私の頭をくしゃっとした。
嬉しいけど他の子を思ってるんだと思うと胸が痛い。
「ねぇ、涼くんは好きな子がいるんじゃないの?どうして私にこんなことするの。涼くんが分からないよ。」
私はそう言うと家に飛び込んだ。
家に入るともう何も考えずにベッドに潜ってただ、泣き続けた。
好きな子って誰?
私のことどう思ってる?
どうしてそんなことするの?
私の頭はもういっぱいだった。
結局その日は泣き疲れてそのまま寝てしまった。