急に話かけられたと思ったら涼くんだった。
そしたら私を引っ張って涼くんは進みだした。
私は美奈に謝ると涼くんに引かれたままついて行った。
少し歩いて着いたところは帰る駅だった。
「帰るの?」
私はそう聞いた。
「ああ。」
と涼くんは言うとまた進み出した。
結局涼くんに黙って着いて行くうちに家の近くになっていた。
その間にずっと考えていたことがあった。
涼くんはどうして私にこんなことするのかな?
そのことばかり考えていた。
「ん?なんか言ったか」
涼くんは不思議そうな顔でそう言った。
あ。独り言聞こえてたのかな?
でも、聞いてみようかな。
