涼side
俺、なんで愛美にあんな事したんだろ。
最近愛美の事になると自分の気持ちが分からない。
今日は土曜日で学校はない。
暇だし、家でゆっくりしようかな。
そう思った時、電話が鳴った。
「もしもし」
「涼くん♪あーそーぼ!」
「お前かよ。」
「お前かよってなんだよ〜」
このテンションの高いヤツは俺の小6からの親友で桜木 慶斗。
「っで、どこ集合?」
「駅に12時集合!」
「了解」
と言って電話を切った。
ふと時計を見ると11時だった。
「もうすぐじゃん。」
そう言うと俺は準備をして家を出た。