はぁー。本当朝から疲れる。



そう思いながら、教室に入った。





「おはよ☆」



香里奈が上機嫌で話しかけてきた。




「おはよ。それにしても朝から機嫌いいなんて珍しいね。」





私は、自分の席で教科書を机に入れながらそう言った。





「今日、イケメンの転校生くるらしいよ。」





とニコニコした顔で香里奈は言った。






香里奈はイケメン好きだからね。




ん?イケメンの転校生?





もしかして…






「転校生って何組?」




私は少し焦りながら聞いた。





「3組だって〜。でもどうしたの?そんなに焦って。」




香里奈は不思議そうにそう言った。





3組?私の気分はガタ落ち。





「そうなんだ。」





私は香里奈の質問には答えずにそう言った。