家を出ると拓海が待っていた。





「なんで毎日拓海と学校行かなきゃいけないのよ。」





私は、不機嫌そうにそう言った。






「いいじゃん♪」





なんかテンション高い。気持ち悪。






「拓海は、軽くていいよね」






と嫌味っぽく私は言った。







「なんだよ。ほんとツンデレなんだからー。」






とニコニコした顔で拓海が言った。








「そんな女癖悪いヤツに言われたくないし。照れてないから」







私はそう言うと、拓海を置いて早歩きで学校に向かった。