それから、学校での嫌がらせや、
家庭内でのごたごたは絶えることはなく
いつもと変わらない日々を送り
私の心は日に日に闇に包まれて行った。

ただ一つ、変わったこと。
名字だった。
小学一年生。まだ6歳だったけど、
私は両親の離婚のきっかけを作ってしまった。
その責任は、10年たった今でも感じている。

そして、私は母親について行くことになり
父親と別れる時。
その時の気持ち。母親や父親、姉の悲しそうな顔。
思い出すたびに、泣いてしまうほど苦しかった。