シャボン玉を一つ二つと出しながら、アナリバを見つめる。キラキラと輝くシャボン玉は陽の光でより綺麗にみえる。


「長きに渡りいろいろと調べてきましたが……
何故初代の王が何故、禁忌を犯したのかは今だに分かりません。
貴方と同じように、私も本を読み漁りました。
けれど、これだけは分かります。

先ほど話た内容の本、【魔法伝〜始まりの王】は、この世界の初代の王によほど近くにいたものが書いたものだということです。何故このようは本を書いたのかなどは詳しくは分かりません。でも、現に本はありますからね………」


「初代の王の近くにいた人物か……

魔法がなかったら……なんて、考えちゃ駄目ね。

沢山の人達の考えか、初代の王の考えか、どちらにせよ、きっと魔法が必要だったのね。」