パーティー会場に戻ると、少し静かになった事に気が付いた。
マハブリードは、二人のところに行く前に遠いものから帰ってもらった、と言う。

会場の真ん中には囲むように立つ兵士にその中には、
白音もよく知る転送魔法陣が描かれていた。






「では、またね。白音、また絶対会えるわね。」

にっこり微笑んで大きな魔法陣の上に立つ黒夢。
後ろには、護衛のイザベが立っている。



「えぇ!絶対よ。またね黒夢。」


にっこり微笑んで手を振る。


「バイバイ黒夢。また遊びに来てくれよぉ〜」


ふぁ〜と眠たそうにあくびをしながら可愛いらしく笑うマハブリード。
後ろにはアサベルと、ミヤビの姿。


黒夢はすっと、お辞儀をすると、
その場から消えていなくなった。




「では、私も。王よ、今日は本当に貴重な体験を……
本当にありがとうございました。」