合図とともに二人が激しく剣をふる。
先ほどよりもかなり激しい試合


一人の後ろに立つ兵士がボソッとつぶやく。

「やはり………カシベルは強いな……」


「ぁあ、俺達と全然違う、姫と対等にやりあえるなんて…………」


「さすがは、アサベルさんの息子だな。」


感心した兵士達がじーっと試合を見ていた。
先ほどの試合よりもかなり長い
剣と剣が混じり合う


白音が剣の根元を強く叩き、カシベルの剣を地面に落とした。


「さすが………です…ね」


はぁはぁと息切れをするカシベル。


「そ、……ね、はぁ、とりあえず休憩……します。」


パチリっ!


ふらふらとしながら、白音は指を鳴らした。