玄関の前に立つマハブリード王に跪く白薔薇の騎士達。

白薔薇の宮廷内では、白薔薇一族、又は護衛を任せられている騎士達、

長きに渡って白薔薇一族に使えてきたものしか入れない。


それにより、王は白薔薇宮廷内では、白薔薇の騎士に護衛を任せる。

もちろん、もともと王が常日ごろから白薔薇の騎士を護衛につけてはいる。





「ん〜、ありがとっ!では、僕の部下の皆は、しばらくの間は好きにしてていいよ!」


可愛いらしい笑顔を見せて玄関前にいる彼らに手を振る。


「「「はっ!!」」」

多くの部下達は、玄関から退散していく。



「まぁ、さっ!護衛なんて宮廷内では必要ないのにね?

だって白薔薇の宮廷には強力な結界がはられてるもの!」


指を上にあげて嬉しそうに微笑む。