「…でも、敵がどんな状態なのか見ておいたほうが…」

桃子さんがそう言うと、ハカセは首を横に振ってこう言った。

「気をつけて、行ってらっしゃい」

(行かせるんかい!)
と、俺は心の中でつっこんだ。