「10年後、大きくなったら日和を向かえに行くよ! だから、ぼくが大きくなるの待っててくれるかな?」

「うん!翔也が大きくなるの待ってる。だから、速く大きくなって私を向かえに来てね。
ずっと待ってるから。」


・・・この夢、すげー懐かしいな。確かに約束したなぁ。 まぁ、あいつももう忘れてるだろなぁ。

俺は、どこにでもいる平凡な高校2年だ。
でも、この日を境に、俺の日常が、180度変わってしまうことなど知るよしもなかったのだ。