「ちょっちょっちょっ!」
満川君が大きな声を張り上げると
「1人、魔法使いいたってマジ?」
「あぁ、本当だ。
名前は忘れたが、綺麗なロングストレートな奴だ。」
ロング...ストレート――――――
花織な訳無いよね?
暫くの間沈黙が訪れると
「では、一人一人呪文をかけていく。まあ、適当に並べ。」
その声が聞こえると、皆一斉に椅子から立ち、魔法使いの前に並び出すが、一番前に行ったのは満川君。
「俺、いっちばーん!」
......小学生か。
「ちなみに言っとくが、呪文をかけるといっても痛くも痒くもないから安心せい。
その代わり、首の後ろのうなじを出してくれ。そこに★がでたら魔法族ということだ。」
その言葉を聞いた途端満川君は自分の髪の襟足をあげるとカノンの方へ向けた。
『我に力を!
―――Le Mikiwamero la sorcière』
大きく声をだすと、満川君のうなじの部分が青に光り、やがて、静かに消えていった....
「貴方は非魔法族ね。
次。」
「ちぇっ」
満川君は不満げな声を出すと自分の席へ戻って行った。

