ある日を境に急激に季節が移り変わったようだった

朝の薄暗い廊下の足元からのぼってくる冷気に、トイレに行く足取りも自然と早くなる




もう一回、布団に潜り込みたい誘惑にかられながら
ガスコンロに火をつけ1人分の湯を沸かす

ティーバッグのお茶をカップに入れコンロのそばに手をかざして暖気を感じてみる


ついこの前まで
布団から這い出たら扇風機のスイッチに手が向いていたのに
今じゃ出番もなく部屋の隅に置かれたまま