ある街の駅に夜な夜な金髪の少女は現れる


隣にはキャラメル色の髪の少女を連れて…


声をかけてくるのは決まって馬鹿な奴らだ


「ねぇ、キミ可愛いね俺らと遊ぼうよ」


金髪の少女は言う


「…悪いけど私に近づかない方がいいよ」


「はぁ?何言って…がはっ!」


声をかけてきた男は倒れる


見ればキャラメル色の髪の少女が拳を握っている


「しーに近づくんじゃねぇよ、行くよ」


そういって私の腕をつかみ駅を出る


出れば数台のバイクが爆音を響かせている


一人がバイクを降りて近づいてきた


「総長、副総長、帰りますよ」


「わかった、帰ろうか夕子」


「おぅ」


それぞれバイクに乗り走り始める


今日も夜に響かせて……