あの話から数日…


竜は諦めることなく話しかけてくる


「総長、どーーーしてもダメっすか?」


「どーーーしてもダメ」


「なんでダメなんすか!」


なぜか逆ギレされた


仕方ないのでおれる


「…じゃあ、直談判にくるなら考える」


向き直って言うと顔を明るくした


「ありがとうございます!!」


嬉しそうにスキップしていった


「…選択早まったかな」


「もう、おせーし」


振り返れば夕子が呆れた顔をしていた


「しょーがないでしょ」


「お前、ほんと甘いよな」


その言葉に苦笑した


「これが私でしょ」


「…まぁ、それがしーだからね」