目をこすりながらふらふらとソファーに座ると


夕子も座った


携帯を取り出し曲を聞こうと思ったら


「あの、総長…」


声をかけられ、顔をあげれば竜だ


「どうしたの?」


「その…相談が」


「相談?なんの?」


「この、チームに入れたい奴がいるんす」


「…へぇ、誰?」


「高橋祐毅と横内海斗と橘歩夢っす」


「…ん?」


聞いたことのある名前が出てきた


「ダメっすか?」


「…うん、ダメ」


「なんでダメなんすか」


「ダメなもんはダメ。はぃ、この話おしまい」


そういってイヤホンをつけた


竜は納得いかなかったみたいでしぶしぶ戻った