そんな結愛を抱き締めて…
『結愛、ずっと一緒にいような!!
十二年後も何十年先も♪』
って結愛の頬にキスをした


結愛は優しく微笑んで
俺の方に向き…
背中に軽くてをまわし
『直を愛してるよ♪ずっと一緒♪
直人がいてくれるなら私は何もいらないよ』
って…頬にめいいっぱい背伸びしてキスをした…
それから俺たちは手をつなぎ

空を仰いだ…

見上げる結愛が
『私ほんとは怖かった…
直人が私を忘れていて…
私は誰なのかんからなかった…
その日の空の色は灰色だったなぁ…
空だけじゃなくて、全て色が消えた…
変だよね(笑)』
って切なく笑った…


俺は結愛の手をキュッと握り
『今は色が見えてるか!?俺には、空がきらきら輝いて見えるけど?』
って意地悪く言うと

『今日の空の色は

最高に輝いてるよ♪
ありがとう直!!直のお陰だね♪』
って目尻を下げて幸せそうに笑った…