やっぱ近づくなオーラ出てんのかな
皆見てるのに話かけてはこないし
まぁありがたいことかー



「ねぇ?」


なんて思っていたら
私の机に影ができた


私?
ゆっくり顔をあげた


「!あ、えと…何か?」


顔をあげると
可愛らしい笑顔を
鳴海君が私に向けていた


「美耶ちゃん、そろそろ行こうか?」


「え。どこに?」



「あれ、まさか、知らないの?…まぁいいやとりあえず着いてきて〜」


「え、いや帰りたいんで」


そう言うと鳴海君は
ほっぺを膨らました
「もう!とりあえず来るの!」


か、可愛い…
ってそうぢゃなくて!

私すごいスピードで引っ張られてる
ってか引きずられてる


なんで…