「杏里、いる?」 昼休み残り15分ってくらいのときに、私のクラスをのぞかせたのは… 「「「きゃああ!!中山先輩!!」」」 優ちゃんでした。 私は、ふっかーいため息をついて、立ち上がった。 「相変わらずイケメンだわあ♡いってらっしゃーい!」 ニヤニヤしながら私に手を降るみなみ。 「…いってきまーす…」 みなみとは正反対の、低いテンションで言っといた。