「原田先輩って、彼氏いるんですか?」 正人くんが聞いてくる。 この質問に飲んでたお茶を吹いたのは、何故か秀だった。 「え、いないよ!恥ずかしながら、いたことないもん。」 そう、私彼氏いたことないんだよね。 幼稚園にはいる前から、完璧な幼なじみ2人がいたし、中学生になれば、爽やかな野球部エースがいて、他の男子と関わる機会が少なかったし。