舜「俺さ、ハッキリ言っていい?」



『…うん』


さっきとは違って、
真剣な眼差し。


舜の方に向き直した。

舜「俺さ、伶奈が好き」






……



『えぇ⁈』



思考停止で、ただ驚く。


舜「俺たち、会ったばっかだし変に思うかも知れないけど…本気」


『…』


舜「見た目も可愛いって思ってたけど、昨日の伶奈の優しさに惚れた」



いい終わった舜は、俯いた。


髪の毛の間から見える耳が、
少し赤い気がした。