舜「まだ、時間ある?」


『うん』


ポン、と頭に舜の大きな手が乗っかった。


舜「じゃ、行くか!」


子供みたいに、無邪気に笑って
私の腕を引っ張った。


『え?』


ズンズンと足を進めて着いたのは、
空き教室。


こんなところに、あったんだ。


中には、ソファだったり
テーブルも置いてあった。


舜「ここ、俺らがよくいる場所」


近くにあったソファに一緒に座った。