『あの…』


隣から聞こえてきた声。

舜「え?」


横を向くと、
清水伶奈ちゃんが立ってた。

真近で見ても、かわいいなー


『か、傘貸します!私の家、ここから近くて!』


俺に傘を差し出して、
走って行ってしまった。


舜「え、おい!」


聞こえなかったのか、
振り向くことはなかった。