さて、前回、『ワレワレは宇宙人ラシイ』のほうで、紹介させて頂いていた「無敵鋼人ダイターン3」のFCの活動だが、やはり、当初の心配通り、何ヶ月1回の発行もままならず、トキさんと行動することも少なくなったせいかどうか、途中で暗礁に乗り上げ、せっかく集まって頂いた会員さんも、自分との方向が違うとか、発行がズサンだとか、大分怒らせてしまい、退会される方も多かった。

マンガ部の仲間にも手伝って頂いたが、結局、満足に会誌も活動も出来なくなった。

いつの間にか、トキさんはFCを辞め、会長を私に譲る事となったが、事実上、休会状態となる。

しかし、その後、FCが復活するきっかけとなったは、セルマニア仲間が、スタジオNo.1の金田伊功先生にお会いする機会を作ってくれた事だった。

お膳立てをしてくれた彼は、仮にTくんとしよう。

総統の友人の友人になるので、私とはあまり面識はなかった。

しっかりされている方なので、同い年なのに社会人の良識を兼ね備え、テキバキと、No.1にいる金田先生にアポを取ってくれた。

実は金田先生について、ガイキングとダイターンの作画スタッフだった事以外、私はほとんど知識がない。

なんの用意をせず、本番に臨んだものだから、Tくんとしては、かなり許せなかったらしい。

金田先生やスタジオの皆さんに失礼のないよう、後のフォローをして下さったのは、外ならないTくんだった。

その後、結局、Tくんとは個人的にお会いする機会はなかったが、いい加減な馬鹿げんに愛想を尽かしたと思う。(爆)

さて、金田先生のおかげでFC始まって以来の売れる会誌が出来上がった。(売らんかなの商業誌かのようだが)

もっと、作ればいいのにという、スタッフからの要望もあったが、財源がなかったので、多くは出来なかった。

コミケの前身の同人誌即売会で、見事完売した。

その後、ダイターン3FCは、Tくんのご友人が引き継ぐ事になったが、金田誌以降、目立った活動する事もなく、休会となった。

同人界に詳しい方によると「同人誌にはよくある事だよ。」と、笑いながら話した。

真面目にやって下さっているところには申し訳ないが、いい加減だなあと思う所だ。

当時の会員さんもそういうものだと、思っておられた事が、救いである。