「やっばぁい!!!
迷子!!?」
いや、迷子じゃない
ちがうよぉ

これは、探索だぁ!!


わたしは、高宮 絢香
極度の人見知り&方向音痴です

おかげで、入学式におっくれちゃぁう♬!

わたしはやけくそになってスキップをしながら鼻歌をうたう

「あのぉ
通りたいんですけどぉ」

私が半泣きでスキップをしてると後ろから可愛らしい声がする

「んぁ?」
アホな声が出て自分でも驚きながら後ろは向く

そこには、かわいいかわいい女の子が立っていた

その女の子はなぜか男子制服を着ている

「なんで男の子の制服きてるのぉ?」
私は女の子にそう聞く


「は?」
私の言葉に女の子が顔を曇らす

「俺男
なに?
初対面に失礼なこと言ってんの?」

あ、なんかまずいことを言ってしまった気が
でも、
「私かわいい男の子大好きなの!!!
付き合って!!?」
あれ?
今、すごい言葉が自分の口から出た気が


「一回死ねば?」
やっぱり

私はその男の子の制服を見て叫ぶ

「同じ高校!?
案内して!!!?」
「やだ」
私の言葉を一瞬で流す男の子

とりあえず、私はその男の子のあとについて行った