「あ……」

ルール追加の、矛盾。

「……」

誠の中で絡まっていた糸が、今真っ直ぐになる。

「そうか…そういう事か……」

そう考えると、全ての辻褄が合う。

「そんな……」

一つの考えに至った誠。信じたくはない。

「嘘やろ…」

しかし、そう考えるしかない。本当の麗菜…

「くっ…」

ギュッと目を閉じ、覚悟を決める誠。

「麗菜…」

誠は日記帳を取り出すと、震える手でゆっくりと文字を書いた。