「なんだこれ・・・?」


 呟いた時、海の方で閃光が走った。
 彩は急いで跳躍しようとする。
 ――だが。


「なっ!?」


 結界に阻まれて、どうしても家の敷地から出る事ができない。
 信じられないという風に彩は結界を見上げ。


「ウソだろ・・・! 出られないなんて!!」


 海岸でまた、閃光が走る。
 みんなが戦っている。
 それなのにこの結界は頑丈で、びくともしない。