A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】

「名前なんてねぇよ。好きに呼べ」
「はぁ!?」


 何だよそれ、と言い返そうとしたが、おトキさんが口を挟んだ。


「何を遊んでおる小娘、貝殻が見つかったんじゃろう?」
「うん、これだよ」


 彩はおトキさんに、かんざしを見せてやる。
 それを手に取ると、おトキさんは懐かしそうに目を細めた。


「そうか・・・いつも付けていたこのかんざしの飾りが、これだったんじゃな」
「やられたよね、婆さん」


 おトキさんは苦笑すると、そのかんざしを持って美樹に近付いた。
 男も、美樹のそばから離れない。
 彩にはそれが気に入らなかった。


「何してんだよお前。美樹から離れろ」
「あのなぁ」


 男は呆れたように彩を見た。