A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】

「大丈夫か、婆さん」
「こっちの事はいい。早く美樹を何とかせい」


 平静を装ってはいるが、おトキさんはゼエゼエと肩で息をしている。
 彩は顔を上げて、男を睨み付けた。


「そんなに殺気丸出しでこっちを睨むんじゃねぇよ」


 はっきりとした口調で、男は言った。
 アヤカシではあるが、実体化しているその姿はジーンズに黒いパーカーと、やたらと砕けている。
 パーカーのフードを目深に被っていて、男の顔は見えない。
 彩は眉をひそめた。


「誰だよ」


 パーカーのポケットに手を入れたまま、男はこっちを振り返り。