「悪い。嬉しくて」

高尾が顔を赤くした。

『もしかして…』

「成功だ。」

そういって、箱から鍵を抜いて、
あたしの目の前へ持ってきた。

『すごい!すごいです!
良かったですね…』



高尾の目から涙がこぼれた。