「…よし。これでどうだ。」 先輩は、鍵をなんかわからない 鍵穴がついている小さな箱に 刺した。 ーーぴー、ガチャン、ぶー 小さな箱は鍵を刺したまま 何度も機械音を出したかと思うと、 鍵が金色のキラキラ した光に包まれた。 「きたあ!」 ーービクッ! いきなり高尾が叫び、みなみの 体が跳ねる。