あたしは、魔法担当が 研究まですることを知らなかった。 「この鍵は、568号だ。」 『5…568…そんなに?!』 「あぁ。魔法は複雑だからな。」 『大変ですね…』 「いや…俺はこの役割を 受け持ったからには、 最後までやり遂げる。 それが俺の信念だからな。 大変だとは思わない。」 『へぇ。』 あたしは、真っ直ぐ前を向いて言う 先輩が輝いて見えて、 かっこいいと思った。