ーー12月中旬。 寒い朝。 窓側の席のあたしは、窓の外を 頬杖をついて眺めていた。 教室の窓の外は、雪で真っ白に 染まっている。 美しい花達とも しばらくお別れのようだ。 『はぁあ。』 机の上でため息をつく。 先ほど、学期末テストを行われた。 とてつもなく難しく、捨て問しか 現れなかった。 もちろん、みんなは 捨てたりしなかっただろうが、 みなみに解けるレベルではなかった。