ーーふっ 明里さんの周りがキラキラと 輝いて、やがてその光は消えた。 「ん…あれっ?あたしは…」 明里のまぶたがあき、体を少しおこす。 「大丈夫ですか?」 緒方先生が明里さんに聞いた。 「…っ!」 明里が口を開こうとしたところ、 頭が痛んだようだ。 『あっ、大丈夫ですか??』 あたしが思わず前に出る。 「あっ…はい、あの…あなた達は… 私はどうしてここで寝ているんですか?」 明里は戸惑い、記憶がないようだ。