ーー帰り道 あたしと遼君は、一緒に帰った。 園庭に綺麗に並んでいる花を眺めて 歩きながら、遼君は言った。 「いやー、 さっきの事が夢のようだな。」 『うん、あたしもそうだよ。』 だって、2ヶ月前に俺は魔法使いだって 言われて、その2ヶ月後にはあたしも 魔法使いになってんだもん。 非現実的過ぎない?? 始めは魔法使いとか全然 信じてなかったし、 バカみたいとか、思ってたもん。