「次は、魔法授業日程だ。」

「魔法授業をしてくださるのは

安藤先生だ。俺はその補助をする。

安藤先生は毎回いらっしゃるから、

そのときにあいさつするといい。

日程は毎週月、火、金の放課後。

出席は必ずだ。

出席すれば魔法使いのレベルが上がるか

ら、そこの2人は特に。」

高尾が説明した。

「「はい。」」
私と遼くんは返事する。

「あの、俺は?」

1年の佐野日向だ。

「ああ、お前と真木は来なくてもい

いが、お前らは魔法使いの仲間だから、

出席はしてもいいさ。

お前達は魔法使いの手伝いも

するんだぞ。」

「はい。ありがとうございました。」

「わかってるわ。去年もそうだったし。」

「あの、真木先輩、高尾先輩は

去年からいるんですか?」

「ええ。生徒会員になったら、

3年間ずっとよ。」

「あ、そうなんですか、ありがとうご

ざいます。」

そうだ、私達はいつまでいるのか
は聞かされていなかった。

3年間ずっと、ということは、
やはり先輩方も認められた人なんだろう。魔法使いと同じように。

高校を卒業すると生徒会を退会し、
その代わりに新しく1年がやってくる
らしい。

あたしも来年は先輩か。